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Writer's pictureTekemori Hiroomi

『笑う住宅』石山修武


キーワード

バラック

住宅メーカーへの疑問

建設費

セルフビルド

80年代中盤の著作で現在声高にいわれていることを予見している。







以下メモ。 セルフビルド、施主による分離発注での住宅建設はいいことではないか?住宅メーカーに不透明な額で「ショートケーキハウス」を建てさせるのはどうか。本当の職人大工が作る家(昔の邸宅、吉田五十八とか)は違うけど。もうすでに(またはベトナムでははじめから?)そんな職人いないのだし、そもそもそんな職人使って建てるものが「住宅」ではなかったわけだし。ビンコムやサングループなどの1連の開発で、マスに訴える巧みな広告でのイメージ戦略(オリジナルがコロニアルなのにコロニアルふう住宅が流行るのはなぜ?)によってベトナムでも「ショートケーキハウス」がすでに流行しているが、まだまだ自分で分離発注して家を建てる人も多い。過渡期なのか、それともベトナムではセルフビルド組が残っていくのか。ベトナム人の若手建築家の仕事といえば当時の日本と同じ小住宅ばかりで、「モダーン」な住宅を量産中。消費者が商品化された建築にハマるのは仕方がないけど、一応プロが「モダーン」というなんとなく心地の良いイメージパターンにハマるのはいかがなものか。それに加えてなんとなくなエコや緑化の氾濫。

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