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Writer's pictureTekemori Hiroomi

スケルトン/インフィル マンション ベトナム



ベトナムの分譲マンションは日本のそれとちがい数年前まではほとんどがスケルトン渡しでした。内装は自分たちで行うのが当たり前でしたし、建築基準法で室内の内装制限や避難距離の指定が特にないのでそれが可能です。

ここ数年、内装を終えたものを提供するようになったのはベトナム人のライフスタイルの変化による影響が大きそうです。マンションの購買者層が超高所得者、高所得者から中間層のサラリーマン世帯に変わってきました。サラリーマンは時間の融通がきかず、またそれほど大きな蓄えもないので、内装工事を計画管理する時間もお金もない方が多いからです。一方で、高所得者層はマンション会社提供の内装工事をキャンセルして自分で内装を行います。

また、マンションを投資用に購入するひとも多く、そういうひとたちには予め内装があったほうが都合がよいという理由もあります。2016年から外国人による不動産購入が限定的に可能になり、日本人も投資用マンション購入してるひとが多いようです。


私が渡越した8年ほど前はベトナム全体が不景気のそこにおり、そこから少しずつ立て直し現在は以前こちらでもお話ししたとおり、雨後のタケノコのごとくマンションが建っています。若干供給過多のようにも思えますが、国内外からの投資目的の購入も目論んでのことだと思いますが、最近はすこしバブル状態でないのか心配にもなっています。

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