• Tekemori Hiroomi

ベトナム 建築法規 1


日本からベトナムでのホテルやオフィスビル建設の相談がたまにあります。そのときにされる質問でいちばんおおいのが建築法規についてで、だいたいの方がベトナムの建築法規は日本の法規に比べて甘く、またいろんな方法で融通を効かせて自由にできると思っていらっしゃいます。

ベトナムの法規自体、日本のそれより数字的に厳しいところもあります。特に消防は設備で解決できる選択肢もすくなく、プランで解決しなければいけないので、設計の難易度としては高くなります。そして「融通」の話ですが、建設の一時はそんなことができるというコンサルタントもいるかもしれません。でも時間が経って役所の担当者が変わると、やはり基準どおりに、と修正を求められることも少なくないようです。


写真は最近政府によって強制撤去された通りの写真です。暗渠上で建築制限があったにもかかわらず制限以上の建物が建設されたものが撤去されました。撤去された通りには他にも建物がありますが、営業許可がちゃんとあるお店の建物は今のところ取り壊しは免れているようです。このような建築条件について、ビルオーナーがテナント側にしっかりと情報を伝えずに賃貸してしまうケースがおおいです。テナント側は内装や許可、スタッフの教育に手間と時間をかけて、このような取り壊しの憂き目にあってしまいます。

これらのビルは建設時に「融通」を効かせていたものと思われます。このようなことがおおく起こっているので、最近ではそのようなやり方が減ってきています。

設計の立場からしてもこれらはとてもよい傾向で、オーナーもスケジュールや予算計画が立てやすくなるし、ベトナム社会全体によい影響となるのではないでしょうか。

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