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Writer's pictureTekemori Hiroomi

日本のコンペ 渋谷ストリーム 代官山ヒルサイドテラス



先週はコンペのプレゼンのため静岡におりました。 コンペの結果は残念でしたが、今回は地方の建築、地方のオフィス、がどのようにあるべきか、ということを考えるとてもよい機会になりました。 そのコンペ案のテーマとして、本社オフィスビルに立体的な「道」を取り込んで、会社と地域のボーダーをなくす、というものでした。 このコンペは非公開審査のため「何が悪かったのか、、」とモンモンとしていましたが、たまたま東京でよった渋谷ストリームとヒルサイドテラスを見て思ったことがあるので書き留めたいと思います。



渋谷から東横線への乗り換えのついでに久しぶりに小嶋建築をみたいと思って立ち寄りました。設計者のコンセプトなどの発表を読んでおりませんので意図しているところとは違うかもしれません。ただ建物内に道での出会いを誘発する動線計画というのがはっきりと見えたし、その道のスケール感が絶妙だと思いました。まさに都市を内包するといった感じです。ただ自分のコンペ案と比べてみるとスケールが大きく、立地もたいへん違います。自分が目指していたものはこれよりはもう少しスケールが小さく、隘路に近いようなものではないかと思いました。そこではっと思い、東横線に乗って目的地に行く前に代官山で途中下車をしました。

久しぶりに訪れたヒルサイドテラスは、やはり隘路としてはぴったりのスケール感です。コンペのプレゼンのときに「奥」というキーワードを使っておきながら、なぜヒルサイドテラスを思い出さなかったのだろう、、、オフィスビルではないですが街とつながる、という意味ではぴったりな事例だとも思います。そして自分の案ではそれを立体化して、、、と思いは尽きませんが、自分なりに反省点をまとめることができた貴重な機会になりました。

日本のお正月からベトナムの正月までまるまる使って取り組んだコンペで結果がでなかったのはたいへん悔しかったですが、今後もまた新しい発見のためにもコンペにも積極的に取り組んでいきたいと思います。 [ArchDaily Building of the Year 投票のお願い] https://www.03-x.vn/blog/archdaily-awards-投票のお願い

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