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続 南ヴェトナム戦争従軍記/岡村昭彦


とあるベトナム人建築家(ベトナムではじめての民間建築家?)を追って読みはじめた本ですが、すごく引き込まれています。(ちなみにこの建築家の話がでてくるのは続編の一番最後でしたw。)事実としては知っていることを実感として、または想像を大きく現実に近づけてくれました。


『1965年2月3日。《テット》と呼ばれる旧正月の3日目である。南ヴェトナム解放民族戦線は、<サイゴンのカイライ軍兵士が帰郷して家族と正月を祝えるように>と今年も旧暦12月31日から1週間の停戦を申し入れ、政府もこれに同意し、戦果のまっただなかの奇妙な休日がこの国に訪れていた。』

ベトナム人同士が戦っていたのは知っているがアメリカ人と戦っていたイメージが強い。これを読むとあらためてベトナム人同士が殺しあった戦争だと思い知らせれる。同時に旧正月テトの束の間の幸せ(ベトナム人にとっては今でも一年で最も大切で楽しみな期間)とその後の戦地に再び赴く情景を思い浮かべると本当に切ない気持ちになる。


何気ない日常が如何に貴重なものかを忘れてはいけない。

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