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芹沢銈介美術館

以前こちらでお話しした静岡にある芹沢銈介美術館に行ってきました。大学生のとき以来なので20年ぶりぐらいです。


弥生時代の遺跡、登呂遺跡の敷地の中にあります。外壁は石積みで全体建物の中央に池と噴水があります。設計者の白井晟一はこの建物を『石水館』と名づけています。上の写真は敷地に入って館内入口までのアプローチです。噴水をみながらアプローチして、左に曲がると玄関があります。軒先に銅板が見えていますが、建物全体を緩やかな勾配の銅板葺きにしています。

館内は原則撮影禁止なので残念ながら写真を載せられませんが、全体の屋根のゆるやかな傾斜に合わせた木の構造と仕上げが天井を覆っています。写真の玄関の木板張りの軒は内部の天井の仕上げから続いているものです。ガラスには金属製サッシュが浮いてるように取り付けられていて、内部と外部のつながりを大切にした、というかできれば扉なんて付けたくなかったんだろうと思います。

館内で特別に撮影が許されているのがこの応接室です。中庭に開いて考え方はエントランス同様、外部とのつながりです。現在は内外をつなげる手段として、大型の引き込み戸とかを用いて開ければ外部と一体になるような設計がおおいように思いますが、その場合閉じているときにサッシュの線が視界に多くはいります。この建物では閉じた状態で中庭がいかにきれいに見えるかというとこるに主眼を置いているように思います。


現在は芹沢銈介の春夏秋冬展が行われていました。あらためて芹沢銈介の作品の図柄のデザインの技術の高さや彼の観察眼のおもしろさなどが伝わってくる展示でした。


外観です。西洋の遺跡のような雰囲気があります。


実際の遺跡はこちら。美術館の目の前にあります。登呂遺跡は弥生時代の稲作がおこなわれていた水田と竪穴式住居と高床式倉庫の柱や床の跡が遺されていた場所です。

静岡にお住いの方、また旅行でいらっしゃる方は寄ってみてはいかがでしょうか。


#日本 #静岡 #建築 #芹沢銈介 #美術館 #石水館#登呂遺跡

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