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  • Writer's pictureTekemori Hiroomi

秋野不矩美術館 『藤森照信 展』


先日の日本帰国の際に建築家 藤森照信さんの展覧会とその作品である茶室『望矩楼』を観に静岡の天竜にある秋野不矩美術館に行ってきました。 上は茶室を下から撮影したものです。手で皺をつくった銅版のテクスチャが独特の外観を作っています。


展覧会初日に伺ったのですが、ひともまばらでした。なかなかの山奥ですからね。

ぜひ茶室を体験したいと思って行ったのですが、残念ながら茶室には入ることはできませんでした。


藤森さんの建築はエルメスの茶室などを見たことはありましたが、実物を見るのは初めてでした。

公共建築でほぼ自然素材のみを使った建物は目新しく感じましたし、これからの建築のあり方のひとつのかたちとも思いました。


展示では藤森さんの卒業設計作品が展示されていて現在の作風とは全然違いますが、建築史専門としての設計として徹底したものがあり力強く圧倒されました。 現在の設計で使われているマテリアルサンプルの展示はデザインの自由さが体現されていました。同じ仕上げでも仕様を変えながらブラッシュアップしていく方法は建築の厚みを増す方法として有効なのではないでしょうか。 是非!

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